世田谷美術館「実験工房展-戦後芸術を切り拓く」関連コンサート【未就学児童入場不可】
中川賢一の流儀-今、ひもとく武満とメシアン-
1951年に結成された若手芸術家グループ「実験工房」。
第二次世界大戦後、社会全体が復興への道を歩み始めた時代、美術、音楽、照明、文学などジャンルを超えた彼らの創作活動は、常に実験の精神に貫かれていました。メンバーには、造形作家の大辻清司、駒井哲郎、福島秀子、作曲家の佐藤慶次郎、鈴木博義、武満徹、福島和夫、湯浅譲二、ピアニストの園田高弘、詩人・評論家の秋山邦晴などのそうそうたる芸術家が名を連ね、実験工房の名づけ親は、詩人・美術評論家の滝口修造でした。
今回、世田谷美術館での「実験工房展」の開催に伴い、せたおんでは、日本の音楽界にとって欠くことのできない作曲家、武満徹、そして、世界の音楽を日本へ積極的に紹介していた彼らが日本初演をしたオリヴィエ・メシアンの「アーメンの幻影」をお贈りします。
ナヴィゲーターは、数々の現代音楽の大曲演奏や指揮で知られるピアニスト、中川賢一。“ドクトル中川”として、多くのアナリーゼやメシアンの連続演奏会にも取り組む彼が、今、武満徹のピアノ作品の全曲演奏と、メシアンの2台ピアノ作品「アーメンの幻影」のアナリーゼ&演奏を行います。
2台ピアノの共演者は、中川氏と数々の2台ピアノ演奏を手掛けている稲垣聡。その実力は折り紙つきの名手です。
13時に開演し途中1時間の休憩をはさみ、16:45までの長丁場。美術館での鑑賞もまじえ、どっぷり「実験工房」にひたってください。
【1部】
武満徹 作品集
出演:中川賢一
【2部】
O.メシアン『アーメンの幻影』アナリーゼ&演奏
出演:中川賢一、稲垣聡 [2台ピアノ]
入場料
[全席自由]
一般 | 3,500円 |
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アーツカード・世田谷パブリックシアター友の会 | 3,200円(前売りのみ) |
※未就学児童入場不可。全席自由・消費税込み
※チケットをお持ちの方は、公演当日に限り「実験工房展-戦後芸術を切り拓く」を団体割引価格でご覧いただけます。団体割引の詳細は世田谷美術館にお問い合わせください。
- 音楽監督
- 池辺晋一郎
- 主催
- 公益財団法人せたがや文化財団 音楽事業部/世田谷美術館
- 後援
- 世田谷区、世田谷区教育委員会
- 協力
- 松本記念音楽迎賓館、エフエム世田谷、(有)太子堂楽器店