第4回世田谷区芸術アワード“飛翔”音楽部門 會田瑞樹受賞記念公演
末吉保雄作品個展―内に秘めたる声を求めて―【未就学児入場不可】
1966年より世田谷区に在住する作曲家末吉保雄氏。
フランスでの留学期に作曲された《ヴォカリーズのための音楽第二番》から最新作までを一堂に会し、
作曲家末吉保雄の創作の軌跡と、
さらにはピアニスト末吉保雄という2つの側面を導きながら、
氏の奥深い魅力を探る。
パーカッショニスト會田瑞樹は、日本現代音楽協会主催、第9回現代音楽演奏コンクールで二位入賞以降、現在に至るまで多数の作曲家の新作初演を手掛けており、演奏はもとより公演プロデュースも手掛ける多彩な活動をしています。
今回は、世田谷在住の作曲家、末吉保雄に焦点をあて、フランス留学時代から最新作までを披露。末吉氏本人のピアノ演奏もあり、その作品の魅力をご堪能いただきます。
世田谷区芸術アワード“飛翔” |
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世田谷区では、次代の文化・芸術分野を担う若手アーティストが飛躍する機会をつくるため、賞を設けて発表の場を提供する「世田谷区芸術アワード“飛翔”」を展開しています。平成27年度、せたがや文化財団では、音楽部門で受賞された會田瑞樹さんの活動を支援しています。 |
曲目
末吉保雄:スネアドラム・ソロのための五つの性格的エチュード(會田瑞樹受賞記念作品)
末吉保雄:コレスポンダンス VII、VIII
末吉保雄:ヴォカリーズのための音楽(第二番)
末吉保雄:西へ…独奏ヴィブラフォンのための
末吉保雄:バリトンとティンパニのための坑夫トッチルは電気をつけた
末吉保雄:Break through for marimba and piano
末吉保雄:おかる勘平
※曲目は予告なく変更する場合があります
入場料
[全席自由]
一般 | 3,000円 (当日 3,500円) |
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学生 | 1,000円 (当日 1,500円) |
※未就学児入場不可。全席自由・消費税込み
※車椅子スペースあり(定員あり・要予約)
料金:10%割引・付添者は1名まで無料
申込:公演日前日の19:00までに世田谷パブリックシアターチケットセンター(03-5432-1515)へ
プロフィール
- 會田瑞樹(打楽器)
1988年宮城県仙台市生まれ。幼少よりヴァイオリンの手ほどきを受け、12歳より打楽器をはじめる。 武蔵野音楽大学ヴィルトゥオーソ学科を経て同大学院修士課程修了。打楽器、マリンバを吉原すみれ、神谷百子、佐々木祥、星律子、有賀誠門、藤本隆文に師事。 日本現代音楽協会主催第九回現代音楽演奏コンクール「競楽Ⅸ」において第二位入賞。ヴィブラフォン、打楽器音楽の新しいレパートリー開拓に尽力し、會田のために作曲された作品は独奏曲、協奏曲、室内楽曲を含め、2015年12月リサイタルおいて100作品に上る。 2014年はNHKFM「リサイタルノヴァ」への出演、ALMコジマ録音より初となるソロ・アルバム「with…」をリリース。 アルバムは朝日新聞for your collection推薦盤、音楽の友12月号推薦盤として掲載。 また多岐にわたる音楽活動に対して第4回世田谷区芸術アワード“飛翔”音楽部門を受賞。打楽器音楽の魅力を発信し続けている。
- 末吉保雄(作曲・ピアノ)
1937年東京生まれ。東京藝術大学、パリ・エコールノルマル音楽院作曲家卒業。 作曲を石桁眞礼生ほか、ピアノを豊増昇ほかに師事。 作曲に加えて、在学時より1964年渡仏まで、古沢淑子(ソプラノ)門下のレッスンピアニストをはじめ、室内楽、合唱などのピアニストとして活動。また東京藝術大学、桐朋学園等の教員として、ならびにNHKテレビ放送教育番組の企画、執筆、作編曲、出演等を中心に、長く教育活動に携わった。現在も、作曲を始め、作品研究関連の論考執筆、演奏会企画など多面的に音楽活動を継続している。作品の多くは、声、打楽器、笛のために書かれ、次第にピアノその他のジャンルへ幅を広げている。
- 主催
- 世田谷区、公益財団法人せたがや文化財団 音楽事業部
- 企画制作
- 會田瑞樹