~異分野とのコラボレーション~
お話と音楽で贈る「建築と音楽」
【未就学児入場不可】
建築家 澤岡清秀は音楽を考えながら図面を引き
作曲家 池辺晋一郎は建築的な構造を考えながら五線譜に臨むという。
その密接な関係を無類の音楽好きでもある澤岡と、池辺という
両分野のプロフェッショナルが語る。
出演者
澤岡清秀(建築家/お話) | プロフィール... |
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池辺晋一郎(作曲家/お話・ピアノ) | プロフィール... |
宮谷理香(ピアノ) | プロフィール... |
小林沙羅(ソプラノ) | プロフィール... |
河野紘子(ピアノ) | プロフィール... |
曲目
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」より(ピアノ連弾版)
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』より「キエフの大門」
アルマ・マーラー:歌曲より 他
※曲目は予告なく変更する場合があります
入場料
一般 | 3,500円 |
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せたがやアーツカード・世田谷パブリックシアター友の会 | 3,200円(前売のみ) |
※未就学児入場不可。全席指定・消費税込み
※車椅子スペースあり(定員あり・要予約)
料金:10%割引・付添者は1名まで無料
申込:公演日前日の19:00までに世田谷パブリックシアターチケットセンター(03-5432-1515)へ
プロフィール
- 澤岡清秀(建築家/お話)
1952年生まれ。1974年東京大学工学部建築学科卒業。1977年ハーバード大学大学院デザイン学部建築修士課程卒業。ケヴィン・ローチ事務所(ニューヘイブン)、リチャード・ロジャーズ事務所(ロンドン)勤務を経て1980年〜92年槇総合計画事務所勤務。その間、京都国立近代美術館、スパイラル、津田ホール等を担当。1988年〜89年コロンビア大学招聘教授。1992年より工学院大学助教授。1994年テキサス大学招聘教授。1998年工学院大学教授、現在に至る。2000年澤岡建築都市研究所開設、現在に至る。2004年東京大学より博士(環境学)取得。工学院大学スチューデントセンターの設計により2008年日本建築家協会優秀作品選。2009年日本建築学会作品選集。2009年東京建築賞優秀賞。著書:『音楽空間の誘い』『日本の現代劇場設計事例集』他。訳書:ハリー・マルグレイヴ著『現代建築理論序説:1968年以降』(鹿島出版会)(2018年3月刊行予定)
- 池辺晋一郎(作曲家/お話・ピアノ)
1943年水戸市生まれ。67年東京芸術大学卒業。71年同大学院修了。池内友次郎、矢代秋雄、三善晃、島岡譲の各氏に師事。66年日本音楽コンクール第1位。同年音楽之友社室内楽曲作曲コンクール第1位。68年音楽之友社賞。以後ザルツブルクTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞4度、尾高賞3度、毎日映画コンクール音楽賞3度、日本アカデミー賞優秀音楽賞9度(内、3度最優秀賞)などを受賞。97年NHK交響楽団・有馬賞、02年放送文化賞、11年横浜文化賞、15年姫路市芸術文化大賞、16年渡邉暁雄音楽基金特別を受賞。04年には紫綬褒章を受章。
現在、東京音楽大学教授、東京オペラシティ・ミュージックディレクター、石川県立音楽堂・洋楽監督、横浜みなとみらいホール館長、せたがや文化財団音楽事業部音楽監督、他多くの文化団体の企画運営委員、顧問、評議員、音楽コンクール選考委員などを務める。96年より13年間、NHKテレビ「N響アワー」の司会を担当し、好評を博した。15年4月よりNHK-FM「N響 ザ・レジェンド」の解説者を担当。作品:交響曲No.1~10、ピアノ協奏曲(3曲)、チェロ協奏曲、オペラ「死神」「耳なし芳一」「鹿鳴館」「高野聖」をはじめ、管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲など多数。附帯音楽:映画「影武者」「楢山節考」「うなぎ」「瀬戸内少年野球団」「スパイ・ゾルゲ」「バルトの楽園」「劔岳点の記」「春を背負って」、TV「八代将軍吉宗」「元禄繚乱」、など多数の映画・ドラマ音楽の他、演劇音楽約500本を担当。著書に「音のいい残したもの」「スプラッシュ」「空を見てますか…1~7」「バッハの音符たち」「モーツァルトの音符たち」「ブラームスの音符たち」「シューベルトの音符たち」「ベートーヴェンの音符たち」等がある。
- 宮谷理香(ピアノ)
金沢市生まれ。桐朋学園大学卒業、同研究科修了。95年ショパン国際ピアノコンクール第5位入賞。第23回日本ショパン協会賞、平成27年度石川県文化奨励賞、他受賞。これまでにパリ、ウィーン、ポーランド、チェコ等でのリサイタルの他、99年ショパン没後150年演奏会(ポーランド四都市)、02年国際交流基金の派遣による演奏会(ポーランド二都市/スペイン四都市)、中国蘇州での日中友好コンサート等にも出演。ライプツィヒ弦楽四重奏団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団との共演を始め、リサイタル、レクチャーコンサート、室内楽、学校公演、コンクール審査等、幅広い活動を展開。全16枚のCDを発表。その多くがレコード芸術特選盤。著書に「理香りんのおじゃまします!」。2017年春より「音楽の友」及び「ムジカノーヴァ」各誌にて連載中。常に新しい企画に挑戦、発信を続けており、緻密な楽曲構成と色彩豊かな表現で心に迫る演奏が熱い支持を集めている。
- 小林沙羅(ソプラノ)
東京藝術大学卒業、同大学院修了。2010年より5年間ウィーンとローマにて研鑽を積む。2010年度野村財団奨学生、2011年度文化庁新進芸術家在外研修員。2014年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2017年3月出光音楽賞受賞。2006年に「バスティアンとバスティエンヌ」バスティエンヌ役で国内デビュー。2012年にはソフィア国立歌劇場『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役で欧州デビュー。同歌劇場『愛の妙薬』プレミエ公演にアディーナ役で出演。『こうもり』アデーレ、『トゥーランドット』リュー、『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル、千住明作曲『万葉集』(初演)、三枝成彰作曲『KAMIKAZE』(初演)等多くのオペラに出演。2015年野田秀樹演出『フィガロの結婚』では全国10都市14公演でスザンナ役を務め、好評を博す。また、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、フォーレ「レクイエム」等ソリストとしても活躍。2016年、2017年の山田和樹・日本フィルハーモニー交響楽団によるマーラー・ツィクルスでは、「交響曲第4番」「交響曲第8番」のソリストを務めた。大学在学中より音楽集団「VOICE SPACE」のメインヴォーカルを務め、詩の朗読や新曲演奏、日本語の作品の演奏にも力を入れている。谷川俊太郎氏、佐々木幹朗氏など、詩人との共演も多い。バロックから現代曲まで、幅広いレパートリーと表現力を持ち、型にはまらない自由な演奏活動を行っている。CDアルバム「花のしらべ」(2014年)、「この世でいちばん優しい歌」(2016年)を日本コロムビアよりリリース。日本声楽アカデミー会員。藤原歌歌劇団団員。
- 河野紘子(ピアノ)
札幌市出身。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学を経て同大学研究科を修了。高校、大学ピアノ卒業演奏会に出演。これまでに「東京・春・音楽祭」や「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」などの音楽祭に出演。テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」やBS-TBS「日本名曲アルバム」などメディアでの出演も重ねている。桐朋学園大学声楽科嘱託演奏員、現在は二期会研修所ピアニスト、NHKカルチャーセンター青山教室講師を務める。声楽・器楽などとのアンサンブルや透明感のある美しい音色に定評があり、2016年にリリースされたソプラノ歌手小林沙羅氏のセカンドアルバム「この世でいちばん優しい歌」などCD録音にも多数参加している。また、フジテレビで放映されたドラマ「のだめカンタービレ」の主人公(上野樹里)の手・音の吹き替え、現場での指導を担当するなど、多方面へ活動の幅を広げている。
- 音楽監督
- 池辺晋一郎
- 主催
- 公益財団法人せたがや文化財団 音楽事業部
- 後援
- 世田谷区、世田谷区教育委員会
- 協力
- 松本記念音楽迎賓館、(株)世田谷サービス公社 エフエム世田谷、(有)太子堂楽器店