出演者

小田島雄志（お話／英文学者・演劇評論家）
1930年満州生れ。全37冊にもおよぶ翻訳作品「シェイクスピア全集」により芸術選奨文部大臣賞の他多数受賞。2002年には文化功労者に選ばれる。「小田島雄志のシェイクスピア遊学」、「シェイクスピアの人間学」、「ぼくは人生の観客です」など著作多数。2009年には小田島雄志・翻訳戯曲設立。現在、東京大学名誉教授、東京藝術劇場名誉館長。日本演劇協会理事。
写真提供：新聞あかはた

池辺晋一郎（お話／作曲家）
せたがや文化財団音楽事業部音楽監督。66年日本音楽コンクール第1位にはじまり、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞など多数受賞。九つの交響曲を始め、オペラ、室内楽、合唱、映画、TV、ドラマなど作品多数。「空を見てますか1～5」など著書もある。現在東京音大教授他、多くの文化団体の企画運営委員、顧問、評議員などを務める。2008年よりせたがや文化財団音楽事業部音楽監督に就任し、全公演・演奏会の音楽監修をおこなっている。

松崎謙二（朗読／俳優）
無名塾11期生。'87入塾以降、ほとんどの無名塾公演に参加。「リチャード三世（1993）」「リア王（2005）」「ハムレット（2007）」「マクベス（2009）」「炎の人 Vincent Van Gogh（2010）」「ホブソンズ・チョイス（2011）」「ウィリアム・シェイクスピア（2013）」「ロミオとジュリエット（2013）」で活躍。また、映画「大誘拐　RAINBOW KIDS」「きけ、わだつみの声」「人類資金」「NORIN TEN（2015公開予定） 」などに出演している。

波多野睦美（メゾソプラノ）
ロンドントリニティ音楽大学声楽専攻科修了。シェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー。国内外で多くのコンサート、音楽祭に出演。間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、サイトウキネン武満徹メモリアルコンサート、水戸芸術館での高橋悠治の肖像に出演するほか、NHKニューイヤーオペラコンサート、名曲アルバム、BSクラシック倶楽部、題名のない音楽会等の放送に出演。数多くのバロックオペラで存在感を発揮。古楽器との共演による数多くのCDのほか、高橋悠治との共演で「ゆめのよる」「猫の歌」を発表、高い評価を得ている。

つのだたかし（リュート）
ドイツ国立ケルン音大リュート科卒。古典撥弦楽器の独奏のほか、エマ・カークビー、エヴリン・タブ、ロベルタ・マメリら内外の多くの名歌手の伴奏も務める。ユニークな音楽スタイルの古楽器バンド《タブラトゥーラ》、歌と古楽器の《アンサンブル・エクレジア》を主宰。モンテヴェルディのオペラ「オルフェーオ」、シェイクスピアの舞台「十二夜」の他、映画の音楽も手がけ、多様な企画で超ジャンルの聴衆から支持を受けている。ソロ、声楽作品など録音も多数発表。

山田武彦（ピアノ）
東京藝大作曲科卒、同大学院修了。パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科に入学、一等賞（プルミエ・プリ）を得て卒業。フランスの演奏団体である2E2Mなどでソリストとして現代音楽の紹介に務めるほか、フランス北部ランス市でヘブライ語による委嘱作品を発表。帰国後はピアニストとして数多くの演奏者と共演し、公演の他、録音、放送等パートナーとして厚い信頼を得る。現在、洗足学園音大教授・作曲コース統括責任者。