外山喜雄とデキシーセインツ

日本のサッチモと呼ばれる外山喜雄（トランペット）と恵子夫人（バンジョー）を中心に、ジャズの名人たちが集まった日本を代表するデキシージャズバンド。東京ディズニーランド開園から23年間人気バンドとして出演、海外ツアー公演も20回を超える。外山喜雄、恵子は学生時代ジャズの魅力の虜になり、夫婦で移民船に乗り渡米、ジャズの故郷ニューオリンズに移り住み1968年から73年まで5年間ジャズ武者修行。ジャズの王様、ルイ・アームストロングやジャズの魅力を知って貰おうと、1994年日本ルイ・アームストロング協会をスタートさせ、お世話になったアメリカとニュ―オリンズへの恩返しとしてサッチモの孫たちに楽器を送る運動、そして2005年ハリケーン・カトリーナで大きな被害を受けたニューオリンズのミュージシャン達を支援する運動もしている。2011年、日本が東日本大震災に見舞われた時、ニューオリンズの人たちが、今度は、私達が日本を助ける番と立ち上がってくれて、津波で楽器をなくした気仙沼の子供たちのジャズバンド、スウィング・ドルフィンズがニューオリンズから贈られた楽器で復活。2012年13年には両国の子供たちの相互訪問とジャズ交流が実現した。
ニュ―オリンズ市名誉市民。2005年外務大臣表彰、2012年国家戦略大臣感謝状、2017年ジャズ大賞、2018年文部科学大臣表彰。同年夏にはニュ―オリンズのジャズ祭で日本人初となる功労賞、スピリット・オブ・サッチモ・アワードを受賞した。